説教#106:「真理に属する共同体」
「真理に属する共同体」 聖書 ヨハネによる福音書18:28-40、エレミヤ書1:9-10 2016年2月28日 礼拝、小岩教会 【ユダヤ人にとっての「トーラー」】 誰もがきっと守るべき何かを持っているでしょう。 家族や信念、文化、習慣、信仰など、守るべきものは人によって違います。 イエス様を捕らえたユダヤ人たちにとって、守るべきものは「律法」でした。 旧約聖書の時代から、「律法」は、 「教え」や「導き」を意味する「トーラー」という言葉で呼ばれ、 ユダヤ人たちに親しまれてきました。 そして、神からの恵みの贈り物であり、 旧約聖書の時代から守られてきた神の言葉である、トーラーは、 彼らに日々、真理を教え、その生涯を導くものとして愛されてきました。 このトーラーについて、詩篇の詩人はこのように歌っています。 あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。(詩篇119:105) 神の言葉である、トーラーを守ることが、 ユダヤ人にとって、何よりも大切なものであったことを、 この詩編を通して知ることができるでしょう。