説教#198:「暗闇が深まる世界に宿る、確かな光」
「暗闇が深まる世界に宿る、確かな光」 聖書 創世記 1:1-5、ヨハネによる福音書 1:1-5 2017年 12月 31日 礼拝、小岩教会 1年の終わりの日、私たちはこの1年の出来事を その年の「はじめ」から振り返ります。 今年一年、楽しいことも、嬉しいこともありました。 苦しい思いも、悲しい思いも味わいました。 大切な人とのお別れもあれば、 とても嬉しい出会いも経験しました。 テレビをつければ、この1年の間、 2017年のはじめから、きょうに至るまで、 この国や世界でどのようなことが起こったのかを教えてくれます。 喜ばしいニュースも、胸を痛めるような出来事もありました。 励ましを受ける話題もあれば、 これからの未来に不安を抱くような話も耳にしました。 このように、私たちがその年の始まりに目を向けて、 そこから一年を振り返るのは、 新たな始まりを期待しているからなのかもしれません。 次の年こそは、喜ばしい1年にしたい。 この1年の反省を覚えながら、新しい年に期待をするのです。 きょう、この日、 私たちも「はじめ」に目を向けるように招かれています。 それはこの1年の始まりでも、 私たち一人ひとりの生涯の始まりの日でもありません。 ヨハネは、その福音書の始まりでこう言います。 「初めに言があった」と。