説教#202:「それでも聖なる民とされた」
「それでも聖なる民とされた」 聖書 出エジプト記 19:3-6、 マタイによる福音書 15:1-20 2018年 1月 28日 礼拝、小岩教会 イエスさまがさまざまな奇跡を行ったことや、 権威をもって律法を人々に語り教えたこと、 そして、イエスさまに従ってついて行く人々がたくさんいたということは、 ユダヤの人々の間で噂になっていました。 その噂を聞きつけて、エルサレムからファリサイ派の人々と 律法学者たちがやって来たと、マタイは報告しています。 エルサレムといえば、神殿が建てられている、ユダヤの国の中心地です。 そのような場所から、わざわざイエスさまのもとに、 宗教的指導者であるファリサイ派の人々や律法学者たちが来たのです。 おそらく、イエスさまが噂通りの人物かを確認しに来たのでしょう。 イエスという男はどのような教えを語り、 彼に従う人々はどのような人たちなのかを、 実際にその目で見て確認するために、 ファリサイ派の人たちや律法学者たちは、 エルサレムからイエスさまのもとにやって来たのです。 実際にイエスさまと出会い、イエスさまの言葉を聞き、 イエスさまの行いを見た彼らでしたが、 イエスさまのそばにいる弟子たちを見たとき、 ひとつ気になることが心に浮かんできました。 そのため、彼らはイエスさまにこのような質問をしたのです。 なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人の言い伝えを破るのですか。 彼らは食事の前に手を洗いません。(マタイ15:2)